会社名 | 社会福祉法人 伊勢市社会福祉協議会 |
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所在地 | 〒516-0804 三重県伊勢市御薗町長屋2767 |
代表者 | 会長 中北 隆敏 |
設立 | 2005年(平成17年) ※伊勢市・二見町・小俣町・御薗村の各社会福祉協議会の合併により設立 |
従業員数 | 309名 |
社会福祉法人 伊勢市社会福祉協議会様は平成17年11月に伊勢市・二見町・小俣町・御薗村の4市町村それぞれにあった社会福祉協議会の合併により誕生。地域の人々が住み慣れた町で、安心して暮らせる「共に支えあう地域社会」を目指されています。今回は導入頂いた勤怠管理ソフト付タイムレコーダーTime P@CKについて、その導入背景や導入後の効果等について、本所総務課の川合課長と中ア様にお話を伺いました。
TimeP@CKを導入した背景について教えてください。
伊勢市社会福祉協議会は平成17年に合併(法人設立参照)によって発足しましたが、4市町村の協議会が合併したということで、その当時から共通のネットワークやインフラの構築が課題となっていて、職員の出退勤管理もその中の一つでした。その合併による組織の大幅な変化もあって、出勤簿での管理には業務効率の面で限界を感じていましたね。
出勤簿管理はどのあたりが問題だったのですか?
その時には「出勤簿」という管理方法そのものが問題とは考えていませんでしたが、デイサービスセンターなどの出先事業所の責任者は各支所長が兼ねており、実際の出退勤事情を把握するのは難しく、手書きの「出勤簿」だけではその精度に疑問がありました。そこで、労使双方が客観的に把握できることと、集計する上での効率を考え、TimeP@CKの採用となりました。
その後労働基準監督署の方がこられたとか。。
はい。導入の3ヶ月後に労働基準監督署の方がこられまして、色々と調べていかれました。タイムカードの記録はしていますし、きちんと働いた分の給与支払いもしていましたので、特に問題はないとは思いましたが、さすがにすこしドキっとしましたね。
ちなみにどんな調査をされていたのですか?
まず「タイムカードを見せてください」と言われました。丁度良くTimeP@CKを導入した後だったので、きちんとお見せすることができました。その後も少し質問を受けましたが、本当のところをきちんと答えただけで、特に問題もなく終了となりました。給与支給もルールを守ってきちんとしていることが前提ではありますが、こういう場面ではタイムカードはそれなりの根拠になるものですね。現に周りでは2年間に遡った訴求支払いとなったケースもあったように聞いていますので。
TimeP@CKを15台ご利用いただいていますが、どのように使われているのですか?
本所・支所と出先事業所の全15箇所で使っています。締め日(末日)を過ぎてから各拠点ごとにデータをパソコンに取り込み時間給職員の集計をしています。それを所定のエクセルフォームにまとめて各支所に送ります。こうした業務も集計結果が簡単にデータ化されるTimeP@CKなら簡単に終了しますよね。 各支社でデータを集約し、本部に送ります。本部では、送られてきたデータを使用している給与ソフト「給与大臣」に連携させて取り込んでいます。
出勤簿の時代と比べて何がよくなりましたか?
出勤簿の時は職員各々が自分の時間数を手計算していました。そうなりますと、どうしても計算ミスが心配で、結局のところ全部再計算する必要がありました。それが無く精度の高いデータが集まってくるだけで、随分効率も良くなりましたし、なによりも担当者が心理的に軽くなりましたよね。データ化されれば今のように給与ソフトに連携することも容易です。従業員は手計算が、集約の担当者は再計算や給与への手入力がなくなり、双方にとってメリットのある導入だったと思っています。
その他何か気に入られている機能はありますか?
タイムカードの準備には「タイムカード名前書きソフト」を使っています。名前の手書きやスタンプ押しが不要になりますので、結構便利ですね。
このように「TimeP@CK」というツールをうまく活用いただいている伊勢市社会福祉協議会様ですが、それでもまだ課題があるそうです。それは毎月発生する職員様の「打刻忘れ」。「TimeP@CKでいくら自動計算やデータ化ができようが、打刻忘れが頻繁にあるようでは、本当の意味での効率化にはならない」とのお話。その改善策の一つとして、職員様がタイムカードを打刻するきっかけとなる時間に、パソコンから音楽を鳴らしているそうです。これも一つの「時間管理」ですね。時間管理製品を提供する会社として非常に勉強になりました!